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日干しレンガの家〜アメリカ南西部など(先住民の家)〜
アメリカのサンタフェを旅したことのある人は、 「サンタフェスタイル」と呼ばれる日干しレンガ造りの建物を 数多く目にしたことでしょう。

この日干しレンガは「アドベ」といって、数百年もの間、 アメリカ南西部や中央アメリカ、南米のアンデス山脈地域の先住民が 家づくりに使ってきた天然建材です。
アドベの原料は、水や砂を混ぜた粘土と有機素材(ワラや動物の糞など)です。 ワラや動物の糞にはレンガを固めて全体を均等に乾燥させる役割があり、 耐久性にも富むことから、現存する最古の建築物によく使われているそうです。
また、アドベの建物は吸収した熱をゆっくりと放出するので、 建物の内部が涼しく保たれ、暑くて乾いた気候に適しているそうです。
しかし、耐久性を誇るアドベ造りも、現在の大地震には勝てないようです。 昨年起こった南米のペルー沖地震では、アドベによる住宅が もっとも被害をこうむってしまいました。 住民自身が建てる場合が多く、耐震性の考慮がほとんどなされていなかった ことが原因だそうです。
この事実を受けて、ペルー全土を対象にした 耐震性アドベ住宅の普及プロジェクトが進んでいます。
昔ながらの良さに現代の技術を取り入れた新しいアドベ住宅が、 ペルーの人々を地震から守ってくれますように……。
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